27. 四月の四行四連詩

風ふくらんで
煌めき差す日
川面なみ立ち
岸辺に寄する

空気の曲線
身を包み
雲も宙(そら)も
皆まるみをおびる

この世これきり
散る花弁
越しゆく季節の
血通う天

書生の遊学
デカダンス
諸行は無常
万物流転す

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