額ぶちを ばさりと 鳥が斜めに横ぎった びくりと 骨ばった視線の止まる 瞬間
空腹も満腹も 傷口もかさぶたも 窓の光に 照らされる
額ぶちの 向こうからの光に
窓は額ぶち 止まる景色を 眺めつつ
もはやこの窓のある この部屋しか 始末のつくところはないのだ
日も沈めば 断食ごっこも終わり 手のひらの生命線が にょきりと のびる
Posted by 中崎シホ on 11月 19th, 2011 and is filed under 詩.
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