184 未完の僕たち

十四才のはじけ方


 

十七才の倦怠感


 

歯をむいて立ち上がるのを

余儀なくしたのは

あなた方だ


 

人差し指を

天に向け

昇るイメージ

空の道


 

振りあげた

拳を解くのは

不本意だ


 

陽は輝いて

闇夜は深く

くり返される

波にのる


 

自分の足で

立つために

自分の目玉で

見るために


 

いまだ未完の

僕たちだ



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