166 まぼろし家族
聞こえるはずの
ない声
感じるはずの
ない気配
帰るところのない独居は
どんな気がする
固定される空気
空間は閉ざされ
時間はとどこおる
真夜中のキッチンは
いつもそのまま
あるがまま
一人になる時間を
待っていた
人の気配の
消える真夜中を
待っていた
いつまでそれが
続くだろうか
いずれ
取り返しが つかなくなる日
ある意で
その支配から 解かれるとき
本当の自由と孤独が
交じり合って
頭をもたげる
166 まぼろし家族聞こえるはずの ない声 感じるはずの ない気配 帰るところのない独居は どんな気がする 固定される空気 空間は閉ざされ 時間はとどこおる 真夜中のキッチンは いつもそのまま あるがまま 一人になる時間を 待っていた 人の気配の 消える真夜中を 待っていた いつまでそれが 続くだろうか いずれ 取り返しが つかなくなる日 ある意で その支配から 解かれるとき 本当の自由と孤独が 交じり合って 頭をもたげる Leave a Reply |