忘れかけてた
傷あとが
ここぞと目を覚ます
脳か心か身体か
どこともいえない
傷がうずく
心の鼓動
血の流動
狂い咲く花
狂い飛ぶ虫
生い茂る草
追掛ける風
傷はなめない
目は
濡らさない
湿った抒情を
排除して
風に吹かれて
脳裡がかわく
そして
真なるもののみ
結晶する
Posted by 中崎シホ on 4月 2nd, 2022 and is filed under 詩.
Trackback from your site.
Add this post to Del.icio.us - Digg