三人目の反存在
かろうじて
生かされて在る
名も無い生
先に立って
名を得た
二人の背を見て
一人こぼれる三人目
光を受けて
先行する者
闇を授かり
逆行する者
成長と再生
その
必然の世界を外れた
三人目の遠いまなざし
そしてこの
退行と消滅
陰なる世界の
絶え入るみちすじ
どのみち見えない
未知のゆきさき
命ののちの
おちる道
Posted by 中崎シホ on 8月 2nd, 2021 and is filed under 詩.
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