目醒めたとき
夢は夢になる
目醒めなければ
夢は夢でない
夢と目醒めの
あいだはなに
生きてるからこそ
死を憂える
死によってはじめて
生は完全になる
生と死との
光は闇を貫いて
闇は光を覆いきる
光と闇は反転しつつ
混在している
光と闇の
あらゆる個々のものら
ひとつひとつの
確からしさは
不確かで
ただそれらどうしの
差異があるのみ
あるままそのまま
あいだがあるのみ
Posted by 中崎シホ on 12月 2nd, 2020 and is filed under 詩.
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