117  生まれたての詩

 

 

暗示を拾いに

街に出る

見えない関係性を

確かめる

 

あらゆるものの

在りようは

偶然的必然か

必然的偶然か

 

不本意ながら

隠れた欲求は

すべてが繋がっているように

意味づける

 

人知れず落ちてる

夢のしるしの

暗示のさきには

異界さえ見え隠れ

 

この長い夜を

絡めとって

全身全霊で見る

幻像と現存

 

大丈夫

世界はいまだ美しい

問題ない

自分はいつも生まれたて

 

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