かすかな
秒針の音を聴く
いくつかのうち
狂った時計が
ひとつある
狂った時計は
トリックスター
存在価値の
有無をはなれて
いかにここに
現わるか
時を具象化する
時計という道具
権威としての
時間の同一
自分の時間は
時分において
一分の生き振り
流れの分裂
時は遠く
ずれてゆく
Posted by 中崎シホ on 12月 8th, 2016 and is filed under 詩.
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