北の国から

　今年も待望のきのこのシーズンが昨年と同様に１ヶ月遅れでやってきました。
　年々気温が高くなり、雨も少なくなってきたせいもあると思うのですが、台風１５号の北上に伴って大雨が降って、きのこが発生し始めたのです。
　台風は大きな被害をもたらしますが、一方では秋の恵みも生みだします。
　北海道では、きのこと言うと「ラクヨウ」（イグチ科）の事を言います。
　ラクヨウは、カラマツという木の下に発生するので、シーズンになるとその木の下に多くの人が集まってきます。
　勿論、その木があるからといって、きのこが発生するとは限らないのです。
　木の年数や風向き、湿度などいろいろな条件が必要なようです。
　僕の喫茶店の近くには、よく発生する所があり、シーズンが近くなると、朝早く起きて、確認に行きます。
　普段は、目覚まし時計が鳴っても起きませんが、きのこシーズンになると、鳴る前にはすでに起きて、準備に入っているのです。運良く大量に採れたりすると販売もします。まさに「早起きは三文の得」ですね。
　又、きのこ採りをしてみたいという人にはガイドもします（１人1,500円です）。
　当初は、あまり採れない時には、よく苦情を言われましたが、今は「なかなか採れませんが」と控えめに宣伝しています。
　それが予想以上に採れたりすると、大喜びして感謝されたりします。そんな時は、つい自分もうれしくなってしまいます。
　運悪く、採れない時には、「きれいな空気や風景があります」と言います。
　自然の中を歩いて程よく汗をかいて小鳥のさえずりを聞くと、気持ちは落ち着いて、理解してくれます。
　一方、後半のきのこは評判は良くありません。天然なめこやムキタケ、エノキタケというおいしいきのこが出るのですが、見慣れないせいか、毒きのこに思えるようなのです。
　しかも、きのこを採る為には、川を渡ったり坂を登ったりするので、疲れやすい事も原因しているようです。変化に富んで健康にとても良いと思うのですが、ぜひ一度体験してほしいと願っています。
　又、きのこのおいしさを知ってもらう為に、只今、無料プレゼントを行っています。木の枝やぶどうのつる等もほしいと思う方は、ご連絡ください。何かが生まれるかもしれません。
　四国では裏庭から葉っぱを集めて、年収が１千万円もかせぐ人もいるようです。
　子供の頃、紙飛行機を作っていたら、今は宇宙ロケットを開発するまでになった人もいます。
　信じられない事がいっぱいあります。
　僕、健康長寿な里づくりをしてみたいとまずは「きのこ事業」を始めようかと考えたりしています。
　おもしろそうと思う方、自然の中でのんびりしてみたい方、何かをしてみたい方はぜひご連絡ください。一歩ずつ前進していきましょう。

　毎年、夏になると、ＪＲでは「東日本・北海道パス」という、７日間純行列車乗り放題の切符が売り出されます。「青春１８きっぷ」というのも有りますが、こちらは、合計５日間又は５人の純行列車の乗り放題です。
　「東日本・北海道パス」は、券を買うと特急にも乗れるようになり、しかも７日間もあるので、夏はゆっくりと列車にのって、遠くに出かけるのも、いいのではないでしょうか。
　ひたすら、列車に乗って、海や山をながめるのもいいでしょうね。
　東京都内からだと、早朝の列車に乗ると、２１時位に青森に着き、夜行列車の「はまなす」に乗ると、翌朝６時には札幌に着きます。
　純行列車に乗り継ぐのも、夜行列車に乗るのはけっこう疲れますが、北海道内を５日間も自由に回れるのはすごく楽しみです。行先変更も自由なので、時刻表を持たずに、きままに旅するのもいいですね。
　同じ切符を利用している人はけっこういるので、情報を得るのもいいですね。無料で泊まれる所や、景色の良い所もあるので、気軽に声をかけて聞いてみると、友達になったりする事もあるのです。
　無人駅に降りて、ボーとしたり、思いっきり新鮮な空気を吸うのもいいですね。おいしい物を食べるのもいいですね。
　何かをしたいという方には、僕の喫茶店に来ていただけたら、色々な体験ができます。川遊び、家づくりや散策など自由に行動できます。無料の宿泊施設もあり、ドライブしたり、温泉に入りにいったりもできます。
　見学だけで大歓迎です。
　色々な事を体験したり、色々な人と語りあったりすると、これからの大いなる参考になると思います。
　春や冬にも切符が販売されますが、夏は一番いいですね。
　さわやかな風をうけに、出かけてみましょう。

　現在、自然の中の喫茶店は季節がら暇なので、街の中に出かけて街や人のウォッチングをしています。
　その中で、「社会的企業・起業プランコンペ」の第３次募集を見つけたのです。
　これから起業をしようとする個人に対して、国（内閣府）が300万円を出すというのです。準備期間（６ヶ月以内）に、300万円を自由に使ってくださいという、とてもうれしい内容です。
　なんと７月にも４次募集があるようです。北海道に事業所を設置すれば、営業活動は国内・外は問わないので、外国語や旅の好きな人ならチャレンジの価値はありますね。
　説明会があるので、参加して、参考にするのもいいですね。
　夢があっても、まわりから反対されて、なかなか実行できない人にいい機会だと思います。
　４次含めて、合格者が120名予定というものです。競争率が何倍かはわかりませんが、申請書を書いて郵送してみる価値はあります。
　書類に合格すると、コンペに出席する事になりますが、審査員の前で、説明してさらに質問に答えて、最終判断が行なわれるようですが、他の機関でも募集が行なわれているので、第１回目のチャレンジと思えば、気楽だと思います。
　僕は、「子どもも大人も元気になる里山づくり」です。大自然の中で遊びまわって、元気になっていこう―という内容です。
　コンペで合格すると、７月には300万円が出て、１０月には開業という予定です。
　東京ディズニーランドとはちがって、ジャングル的な自然な森の中を歩いたりしようと、１人ではとても無理なプランですが、もし認められたら、全国キャンペーンを行なうことも考えています。
　しかし、夏は暑くて体力的には無理かなと思っています。
　北海道産の野菜などを地域に直接送りとどけて、高齢者の安全も確認する事業もいいし、学校に行かない子ども達の塾というものおもしろいですが、一人ではできません。
　やる気はあるけど、アイデアはないという人には、アイデアを無料提供したい程です。
　「助成金」というタイトルでパソコンで調べたら、いろんな制度を利用できたりするので、チャレンジしていけば、いつか道は開ける、と思っています。