長崎県立壱岐高等学校
海外への情報発信を強化するため、海外メディアの東京特派員を招聘し、「壱岐市プレスツアー」を実施しました。
ドイツ、スイス、ベトナム、バングラデシュ、中国、台湾、韓国から大手メディア10社12名が参加し、壱岐市の政治・経済、産業、社会、文化などを幅広く取材していただきました。
取材テーマは、「壱岐×地方創生離島が不利にならない働き方、持続可能な資源管理」と「歴史と文化に彩られた実りの島」で、テレワークセンター・Iki-Bizといった新たな支援施策と「壱岐市マグロ資源を考える会」や海女さん等が取り組む資源管理を考えた漁業スタイル、壱岐高校の「離島留学制度」などを紹介し、記者団はとても興味深い様子で熱心に質問をされていました。
取材された内容は、各国のテレビやネットニュース、新聞、雑誌等で発信されています。
〔広報いき 2017年11月号 No.164長崎県壱岐市〕
北星余市高が4市で相談会 存続目指し21日から
北星学園余市高等学校
道内外から不登校や高校中退の生徒らを受け入れている北星学園余市高(後志管内余市町)は、21日から道内4市で教育講演と相談会を開く。
卒業生の体験談などを通じて学校の取り組みを伝え、全道から入学者を集める狙い。
余市高は「人間関係につまずいた子も、きちんとやり直せる場所があることを伝えたい」と参加を呼び掛ける。
生徒の減少で存廃が議論される中、運営する学校法人北星学園(札幌市)は昨年9月、「入学者70人以上」を条件に存続を決定。
今春は73人が入学した。
講演は卒業生がトーク形式で、不登校や引きこもりの体験談、学校生活、卒業後の状況などを発表。
その後、教員が参加者の個別相談に応じ、PTAや卒業生に話を聞くこともできる。
21日はサン・リフレ函館(大森町2)、22日は北見芸術文化ホール(泉町1)、28日は帯広市民文化ホール(西5南11)、29日は札幌市教育文化会館(中央区北1西13)。
いずれも講演は午後1時半、相談は午後3時から。
無料。直接会場へ。
問い合わせは同校(電)0135・23・2165へ。
〔2017/10/16 北海道新聞〕
離島留学説明会(沖縄県外)
沖縄県立久米島高等学校
東京・仙台において、沖縄県立久米島高等学校への県外からの入学生募集に関する説明会を開催します。
地域を通じて社会課題を学び、将来の夢の実現に向けて努力する、意欲ある生徒を募集します。
県外にお住いでご関心をお持ちのお知り合いなどに、ぜひお声がけください。
◇東京説明会
日時:平成29年7月22日(土)午後3時〜4時30分
会場:東京国際フォーラム ガラス棟会議室G402(千代田区丸の内3丁目5‒ 1)
◇仙台説明会
日時:平成29年7月23日(日)午後1時〜2時30分
会場:TKPガーデンシティ仙台 カンファレンスルーム13C(仙台市青葉区中央1‒ 3‒ 1)
内容:
・久米島町・久米島高校の紹介
・町営寮・町営塾の説明
・県外からの入学に係る手続きについて
・在学中の離島留学生との質疑応答(インターネット電話にて)
申込み:
企画財政課 久米島高校魅力化事業担当 TEL/098‒985‒7122
〔広報くめじま 2017年7月号/沖縄県久米島町〕
久米島高校魅力化プロジェクト
沖縄県立久米島高等学校
久米島町の取組2 3つの柱で生徒の未来を拓(ひら)く久米島高校魅力化プロジェクト〈離島留学制度・授業の魅力化・学習センター〉
町唯一の高校である県立久米島高校の関係者と地域の有志が力を合わせて具体化してきた「久米島高校魅力化プロジェクト」には3つの柱があります。
1つめは、生徒がグループを作り、町が抱える課題の解決策を探究していく「まちづくりプロジェクト」などからなる授業の魅力化です。
2目は町外から生徒を迎え入れる「離島留学制度」で、年々応募が増え、この4月12人が入学してきました。
昨年には留学生が生活する町営寮を併設する「じんぶん館」も完成し、2 人の寮ハウスマスターが生徒の自主性を重んじつつ、健康面と安全面から寮生活を見守っています。
3つ目が学力向上や希望するが学力向上や希望するの塾として 2015年度に開校した「久米島学習センター」です。
ここでは高校生一人ひとりの進路や習熟度に合わせて指導します。
仕切りを設けない教室で、自習する人、個別指導を受ける人など多様な形態の学習を同時に行います。
推薦指導にも力を入れており、大学に進んで何を学びたいか、1年かけて講師との対話を重ねるようにしています。
5人の講師と生徒の寮生活を見守る2人の寮ハウスマスターは、見守るいずれも地域おこし協力隊のメン バーです。
兵庫県出身の初代塾長・山本愛美(あいみ)さんは「純粋で素直でやる気に満ちている島の子どもたちがエネルギーを傾けられる夢を一緒に見つけることに喜びを感じています」と微笑みます。
〔総務省 平成29年 5月号 地方のかがやき〕
山村留学、夢へ一歩 葛巻高に県外から3人
岩手県立葛巻高等学校
葛巻町のくずまき山村留学制度を活用し、今年も関東などから男女3人が葛巻高(上柿剛校長、生徒137人)に入学した。
そのうち、神奈川県藤沢市出身の井上雄斗さん(15)と川崎市出身の松本拓馬さん(15)は酪農や畜産への関心から同制度に応募。
同町のくずまき高原牧場の宿泊施設で暮らしながら酪農作業などに挑戦する。
雪が残る新天地葛巻で、期待を胸に新生活をスタートした。
3人は同施設から、スクールバスで通学。
学校では同町出身などの同級生と共に学び、施設に帰宅後は同じ山村留学制度の上級生と親睦を深めている。
井上さんは中学2年生の冬、病気による入院を機に進路を考えた。
親戚の手伝いなどで幼少から酪農や農業に親しみ、当初は大学で専門的に学ぶつもりだったが「現場で経験を積むのは早いほうがいいのでは」と悩み、条件に合う進学先を探す中で同制度を知った。
「食品加工にも興味があり、葛巻ならさまざまなことを学べると思った。部活動も楽しみ、大学の専門学部に進学するため勉強も頑張る」と意欲にあふれる。
同制度は、同校の入学者確保のため2014年度に創設。
県外から入学者を募集し、現在6人が在校中。
希望者は酪農体験や自然体験に参加できる。
【写真=登校前に談笑する井上雄斗さん(左)と松本拓馬さん。新生活に期待を膨らませる=葛巻町・くずまき高原牧場宿泊施設】
〔2017/04/17 岩手日報〕
奥尻高へようこそ 「留学生」5人 島挙げ歓迎
北海道奥尻町立奥尻高等学校
奥尻高に入学するためフェリーで奥尻港に着いた高橋奏一朗さん(右端)と林東吾さん(中央)を出迎える俵谷俊彦校長=8日午後3時20分、檜山管内奥尻町(写真)
【奥尻】生徒を初めて全国募集した檜山管内奥尻町立奥尻高(俵谷俊彦校長)に10日、奥尻島外から生徒5人が入学する。
いずれも道内の中学出身で、8日には札幌からの3人がフェリーで到着した。
過疎化が進む町にとって貴重な存在で、町を挙げて「島留学生」を歓迎している。
奥尻港フェリーターミナルでは8日午後、俵谷校長ら教員が歓迎の横断幕を掲げて3人を出迎えた。
高橋奏一朗さん(15)=札幌・丘珠中=は「スキューバダイビングの授業が楽しみ」。
釣りが趣味で将来、漁師になりたいという林東吾さん(15)=札幌・平岡中=は「苦手な英語を頑張りたい」と抱負を語った。
同校は定員割れが続き、本年度は1学年の定員40人に対して入学者は15人。
島外からは男子4人、女子1人で、3人のほかはオホーツク管内置戸町と十勝管内音更町から入学する。
〔2017/04/09 北海道新聞〕
LINEで熊本応援 志摩の高校生、売り上げ寄付スタンプ
代々木高等学校
熊本地震被災地を支援するラインスタンプを制作した(左から)三橋さん、中井さん、福永さん=志摩市阿児町の代々木高志摩賢島本校で
昨年四月の熊本地震の被災地を支援しようと、志摩市阿児町の代々木高校のフリースクールに通う生徒三人が、無料通信アプリ「LINE(ライン)」のスタンプを作り、販売を始めた。
志摩と熊本の共通点である真珠養殖にちなんで、真珠のキャラクターを描いた。
制作したのは、二年の中井巧さんと三橋あすかさん、一年の福永耕平さん。
被災地支援は授業の一環で、「スタンプの販売なら一過性にならない」と考えた。
一セットのスタンプを百二十円で買ってもらうと、被災地に四十二円を贈ることができる。
キャラクターは「真珠の妖精パールちゃん」。
熊本も真珠養殖が盛んなため、キャラクターに採用した。
真珠の母貝となるアコヤガイをイメージし、頭と胴体は貝殻、顔は真珠でできている。
四十種類の絵柄には、あいさつや感謝を表現したもののほか「負けるな!」と被災地を励ますものもある。
絵を描くことが趣味の中井さんが中心となり、話し合いながらスタンプに仕上げていった。
中井さんは「長い時間が掛かったが、形になってうれしい。少しでも被災地の助けになれば幸せです」と話す。
購入したい人は、ラインのアプリ内にあるスタンプショップで。
「真珠の妖精パールちゃん」と検索する。
〔2017年3月21日 中日新聞(安永陽祐)〕
沖縄県立高で卒業式 久米島、離島留学生巣立つ
沖縄県立久米島高等学校
海に潜ってタコ捕り! 都会とは一味違う高校生活… 「離島留学」1期生、それぞれの巣立ち
沖縄の県立高校で卒業式があった1日、久米島高から島外出身の「離島留学」1期生4人が巣立った。
うち2人は首都圏の出身。都会と違う島のぬくもりや自然に感謝し、それぞれの進路に向かって歩み始めた。
久米島高の「離島留学」1期生として、保護者や里親家族と卒業の日を迎えた(前列左から)宮城みのりさん、喜舎場弘望(ひろみ)さん、荒井竜馬さん、中村柊真さん=1日、久米島町の同校(写真)
大幅な定員割れが続いた園芸科廃止問題を受け、久米島町が2014年度から全国から募集した制度。
普通科の荒井竜馬さん(18)が東京都、園芸科の中村柊真さん(18)が神奈川県からそれぞれ入学した。
専用の寮が整うまでの2年間、身元引受人の「里親」の家から通った。
手作り弁当を味わい、時に叱られ、笑い合った。島の人情を肌で感じた。
荒井さんは「1回会っただけの人に車で送ってもらうなんて、しょっちゅう。危険だと考える東京より人の距離感が近い」と語る。
離島医療に関心を抱き、医学部進学に挑んでいる。
中村さんは園芸科の野菜栽培や鶏の解体実習などで命を育て、もらって生きる自然の形を学んだ。
卒業生代表の一人として「神奈川では気付きもしなかった経験で、成長できた」と答辞を述べた。
郷里で就職し「自力で稼ぐ」と力強い。
海に潜ってエビやタコを捕り、現代版組踊を演じた高校生活。
迎えた門出に、荒井さんは「沖縄を離れはしないと思う。いつか恩を返せたら」。
中村さんは「島の全ての人にありがとうと言いたい」と感謝した。
〔2017年3月3日 沖縄タイムス〕
沖縄県立高60校で卒業式 久米島、離島留学生巣立つ
沖縄県内60の県立高等学校で1日、卒業式があった。全日制、定時制、通信制を合わせて1万3684人が新たな進路に旅立つ。
16の特別支援高では高等部、専攻科を合わせて317人が卒業した。
久米島町の久米島高校(前川守克校長)では、町が行う離島留学制度の第1期4人を含む82人が母校を巣立った。
地元を離れて学んだ離島留学1期生の卒業を祝う家族ら=1日午後、久米島町の久米島高校(写真)
離島留学の4人は、里親家庭や寮から学校に通った。
島の人たちと豊かな自然の中でキャンプ、海遊び、組踊を体験し、町営塾に通うなど、同高校ならではの日々を重ねた。
卒業式の答辞で中村柊真さん=神奈川県出身=は「不慣れで不安だった私を里親さんはじめ多くの方々が支えてくれた」と感謝した。
吹奏楽部で活躍した喜舎場弘望(のぞみ)さん=長崎県出身=は「部活を通して地域とも交流できた」と笑顔。
荒井竜馬さん=東京都出身=は「島に来て自分の進路をしっかり考え、勉強する意味が分かった」とかみしめた。
「楽しくて3年間はあっという間だった」という宮城みのりさんに母さつきさん(52)は「里親さんに本当に大切にしてもらった」と目を潤ませた。
〔2017年3月2日 琉球新報(黒田華)〕