生きる事が下手な僕だけど、不器用なままの自分でありたくはない。
生きる事が下手な僕だけど、まだ人生全てに諦めたりはしない。
幼い子供のように、板チョコアイスをかじりながら、ぺらぺらしている僕だけど。
前を向かず後ろばかりを振り返っている僕だけど、何とか生きていられている。
ある意味では、暮らしが豊かであるからなのかもしれない。
少しずつにも子供に返っていくような自分、大人になれよと言われても、全く御免だねと逆らうかのように。
季候の変わり目と共に、心境も多少の変化をしていく。又も、六月という梅雨時期に入り、昨年とは違ったような心意気となる。
何かがあるから、僕は生きていられる、誰かがいるから僕は僕らしく生きていられている。
そして、今のような現状のままで許されている。生きる事が下手な僕だけど、それで許され生きていられる。
それで悩んでいられている、その上、ふざけていられている。虚しさや切なさと共に、何となく楽しくもなる。