男は男らしく、女は女らしく。
とは言っても、ある意味では一つの飾り文句のようにも聞こえてくる。
現代では元の性別は男性であっても、わざと女性っぽく身なりを変装したオカマ「ニューハーフ」と言った男と女との間にはさまった新人類も増加をしてきている。
また、一方で女性が男のように装うような、オカマとは別物となる新人種も存在する。
自分の現在における性別は、今のところ単なる男であるが、性格や体格などから女性らしい部分も多くある。
そして自らでも、それ程に男らしくはありたくないとも思っている。
一時では、自分も「ニューハーフ」での道を考えたことが幾度かあった。
けれども真面目に徹底とは自らの中での決意が出来ずに、男と女とオカマとの実にあやふやに混合しているような、得体の知れない中途半端な人間性としての存在をしている。
別の意味では、男らしくもなければ女らしい訳でもなく、完全なオカマである訳でもない。
何でも徹底的にはっきりとはさせたくはないという心があり、真面目に頑張る事などにおいては、今一つに自分の中で何かしらの違和感を抱いてしまう。
男は男らしくあっても、又、女は女らしくあっても、どちらにせよ辛さがあるものは平等となる。
同性だけでの社会は、ある意味においては気を張らずにすむかもしれなくても、場合によれば異性の刺激となるものがなく、むなしいだけともなる。