(99)『悩みながら歌いながらに日常を。』

5月 2nd, 2010

 一体、このままどうすればいいんだ。
 どうすればいいんだ。
 どうにも足掻きようがない。
 なるようになるさ。
 気が狂っちまってもいいのさ。
 思いきりふざけようではないか。
 思いきり悩もうではないか。
 時には、意味もなく絶叫をしてみよう。
 遠く疎遠となってしまった誰かの名を、思いきり呼び叫びたい。
 決して忘れた訳ではないよ。
 いつも常に心の中で君を近くに感じているよ。
 そして強く抱いているよ。
 決して遠くに離れた訳ではないよ。
 決して僕の思いから、消えてしまう事はない。
 ずっとずっと君を思い続けている。
 君だけが一人で傷ついてはいけないよ。
 切ない気持ちは僕も同じなのさ。
 やがては切なさが、自分をこれから強く生きるうえでの支えともなるかのように、更に新たな心身へと走り出す気持ちが湧きあがる。
 悩んでいても良し。
 ふざけていても良し。
 けど心を塞いでいる時は、ずっと長くはなくても良い。
 四月という新年度が始まったからに、少しは勇気を出して前へと進みたい。
 たとえ無理だとしても。
 何でも怖がってばかりいては、安住の地の場にしかとどまれない。
 今は、どんなに疎遠と離れていても、決してもう御縁がなくなった訳ではないよ。
 いつかまた、あの時のように、僕らが出会ったばかりだった初心の頃のような新たな希望に満ちていた、あの頃のように。
 きっとまた、巡り会えるさ。

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