(93)『時はお金なりとは。』

3月 3rd, 2010

 平成二十二年二月初頭。
 少しずつ冬の時期から暮れる日が長くなってきた今日この頃。
 ただ、日々に追われて過ごしていても、それもまた人生でもある。
 時は流れてゆく。
 誰にも止める事はできない。
 時の過ぎて行くままに、なりゆきに身を任せる。
 現在でも自分でいる若い時は、悩んでいて当然であると思っていても良い。
 自分は人よりも数倍以上にろくでなしな奴だと思えば、案外にも自分らしく生きれるものでもある。
 それは何も、自分を諦めてしまう事ではなく、どこかは悩みながらも、又、どこかは居直る事も必要に思えてくる。
 幸福などを求めるより先に、今にいる自分をゆっくりと見つめ、その時々を実感して生きる。
 人には良心があれば、悪い精神もあって当然なように、良い詩や歌だけを見聞きせず、時には悪ぶれたような歌などを聞く事も、多いに重要な気がしている。
 若くいられ時間は少ない。
 ただ生き延びているだけが人生ではなく思える。
 自らの生涯において、何かにあせる気持ちはあっても、それは若くいられる時間が、あと残り少ない事におき、そこかで気持ちが焦ってしまう。
 けれども、時が過ぎて行くにつれ、時期が経てば考える事や気持ちも変化をするかもしれないが、今はまだ、今現在にいる若い自分をどう生きさせてやるべきなのかと、ただ時間や日々に追われているような心境でいる。
 現在におかれている自分である時は。もう二度は返れないのだ。

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