なぜ今、自分がこの場にいるのか。
また、自分を見つけ出すために、どこかで心が叫んでいる。
ふざけてばかりいても、自分を居直ってばかりはいても、もう逃げたくはない。
まだ、これで何も終わった訳ではなく、まだ何も始まってはいない。
「僕は今、生きている」
いつでも安住の地に居座っているような、安定感だけではいられない。
見るべき美しいものはしっかりと受け入れ、ふさわしくはないと思うものは一切受け入れず。
まだまだ、人生を割り切ってしまうには早いような気がしている。
ようやく今になってから、幼子から少しずつ青少年へと心境が変わり始めてきた今日に至る。
いい歳をして成人を既に過ぎている自分として、遅すぎる成長であるかもしれないが、決して間違ってはいない。
夢見る少年少女時代は、その個人が強くに願望を抱くかどうかによって、再び甦るものであるように思う。