(70)『危ないバーチャル・リアリティ』

7月 2nd, 2009

 あるドラマやアニメに、または上映公開中での映画などを見て、そのストーリーとどこかで共通性を抱いたりしては、現実での生活の中においても自分がそのバーチャルな世界へと浸ってしまうような場合がある。
 それは実に、ある意味では危険なことであるかもしれない。
 自分も中学生時期に、今から22、3年程前の時、昭和60年頃に放送をしていた当時のドラマを見て、いかにも自分の中でその登場人物での主人公と似たような妄想を抱いたことがあった。
 そのドラマのタイトルなどは忘れてしまったが、ある落ちこぼれ中学生が主演となる物語であり、その頃での自分としては、その主人公が格好良く思えては、自分も彼と同じであるかのような人柄を演じてみたりもした。
 幼い子ども時や、未成年である中学生や高校生のうちは、主に自分という人間性などがよくわからない年頃でもあり、周囲でのものや他人のことなどに、自らが影響を受けては感化されやすいものでもある。
 未成年者が犯してしまう凶悪犯罪においても、ひとつにはTVドラマなどの悪い影響もあるかもしれない。
 どこかで、しっかりと現実での世の中に目を覚まさなければ。
 テレビばかりをみてはならない。

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