(60)『ただ漠然と生きるだけでは寂しい』

4月 3rd, 2009

 現在、2009年の3月。
 今年の1月にて35歳を迎えてしまった。
 少しずつながらにも、心境は変化をしつつある。
 今から12年程前、自分がまだ22、3歳のとき、人生においての様々な変化があった。
 その間に、自分が世間から悪ぶれ始めた時期もあり、かなりにも堕落をして過ごしてきた時もあった。
 そして現在でも、ずっと堕落をし続けている。
 今という年若い自分でいられるうちは、決して二度とは戻らないから、気が進まないようなことへと目を向けている場合ではないとも思えてくる。
 ただ幸せだけを求める前に、無様な自分を許してやる。
 意地を張っては突っ張ってきた人生において、負けを認めてしまった情けない奴。
 色々と振り返れば、心が痛んでならないものである。
 強く生きがっていく上では、自分がそれだけに認められる地位までに達してからではならないことを全く気にかけずに、愚かにもただなまくらに堕落をしていることだけに、自分としての突っ張り人生だと意地を張っていた。
 全く不埒者にも程があるかもしれない。
 人一倍に臆病な怠け者。
 結局、恥ずかしながらにも自分には突っ張り人生は将に似合わないと思い、それまでに自分がしていた格好や髪の毛の色などのも、派手でキバツなスタイルはやめ、見るからにも弱くおとなしい自分である格好へと戻したのであった。
 まだ未成年期であった高校生時期に、突っ張り不良少年に憧れを抱いていたが、自分には悪ぶれるだけの勇気がなく、そのまま漠然とおとなしく過ごしてきてしまったために、高校を出て、18、9歳からいきがり始めては、25、6歳で負けを認めることになった。
 以前、一昨年辺りまでの間、長年もに渡って自分と関わってくれていた8歳近く年上であった良き兄貴分の先輩から、時には辛く痛いような経験をしながらも、互いに疎遠となった今となって、ようやく自分にとって辛いことも人生の中においては必要であるのだと、疎遠になった現在から、自らの生涯を大事にしてやり直したい思いでいっぱいである。

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