将来の事、それは今後での自分に対して重くふりかかる。
決して人生は容易いものではない。
毎日、朝から夜までの目まぐるしい日々の連続の繰り返しだけである。
自分が今のような境遇の中において、それで幸せであるかどうかは、良く分からないものである。
子どもの頃から、お勉強ができるうちが幸せであると、父親からはよく叱られた事があった。
大人になってからでは、何でも頭に覚え難くなってしまうため、「頭が柔らかい子どもである間に、しっかりと学ぶべきものは学びなさい」。
勉強をする事が苦手であった自分としては、ただ面倒であるようにしか思えなかった。
そして現在、成人を過ぎた大人になってから、子どもの時、或いは未成年だったときにやり残してしまったものを、出来れば取り戻したいと思っている。
けれども、気づくのが少し遅いようでもあり、何かを失ってから始めて気づくような、まさに「無常の儚さ」といった心境に苛まれているかのようである。
又、言い方を変えれば、絶望から生まれる新たな進化をする始まり「スタートライン」への光が見える一、二歩手前までに到達をしてきている事も考えられる。