まだ、心は死んではいない。
夏も終盤となり、秋の風が近づいてきている九月半ばな今日この頃。
どれだけに切なくやるせない思いであっても、自分を全てに諦めたりはしない。
やっと少しずつ見えかけてきたような自分らしさ、今までの生涯を色々と振り返っては、決して、ただ呆然と過ごしてきた訳ではない。
それまでに至り、笑って過ごしてきた事などは数少ないものであった。
本当の意味での笑った事などは。
嬉しさや喜びなどといったものなどは。
めでたい事など、ほんの少しだけで良い。
何かに絶望を感じた時、また次のものへの光が見えてくる。
その時は哀れ悲しくても。
歩く道や線路が続く限り、ひたすらに歩いて行こう。
終着駅へとたどり着いたら、そこはまた、始発駅でもある。
線路は続くよ、どこまでも。
線路は続くよ、どこまでも。
続く限りに、歩いて行こう。