(103)『実にふざけた悩みだ』

6月 3rd, 2010

 常に悩んでいる事が、実は楽しいものでもある。
 そして明るく楽しくふざける事が、実に虚しいものでもある。
 何かとふざけてしまう事には、現実からでの色々な物事に対し、どこかで目を反らしたいような気持ちからの現れでもある。
 悩んでばかりいては、どこかで損をするかもしれないが、損や得などは関係ない。
 今より少し若かった頃での、二十代であった半ば一時期では自らの悩みなど忘れかけて過ごしていた時期もあった。
 その時では、悩みなど自分には知った事ではないと、実にノー天気なように、気楽にして生きていた。
 それが今となって、周期的にサイクルが巡り回って帰ってきたかのような、未成年期での末頃の時であった、悩んでばかりいた頃の自分へと再会してきたような気がしている。
 「決して悩みを忘れてしまってはいけないよ、悩みがあってこそ人間らしいのだ。」
 まるで何においても、自分に好都合なように正当化をしているように思えてならない。
 そんなに悩んでいたければ、ずっと悩んでいろよ!
 「悩んでいるか、ふざけているか、どちらにせよ、自ら自身、勝手にしやがれ!」

Leave a Reply