第1号

金曜日, 7月 13th, 2012

知り合いでコミュニティカフェを始めようとしている女性(Wさん)を以前ブログに書いた時々出入りしているカフェセキュア四谷に連れて行きました。

 

フレーバーティーとシフォンケーキを食べながら、まずWさんが企画書を提示してコンセプトや意気込みを伝えます。

 

Wさんは以前養護学校に勤めていて、視覚障害の子供に家庭科を教えていました。

 

彼らは学校で日常生活以外に特殊な技術を身につけたにもかかわらず、学校を出ると多くが作業所に通所して低い時給で軽作業をこなすに留まるという現実にあるということでした。

 

Wさんはそんな現状を憂い、自分のカフェを障害を持つ人やその家族の集いの場所兼ものづくりの場所にしたいと語っていました。

 

他にも利用者の対象にひとり暮らしの高齢者や子育て中のお父さんお母さんなどなど、兎角孤立しがちな人たちの交流の場や地域につなげる拠点にもしたいと語っていました。

 

Wさんの言を受けてセキュアのスタッフのOさんがカフェの生い立ちや資金繰りや地域社会とのかかわり方の重要性を説いていました。

 

町内会に入ることで自分のカフェの存在をアピールでき住民の方々との距離が縮まりいろいろな情報を提供してもらえるということでした。

 

OさんとWさんの質疑応答が続くなか私はフレーバーティーとシフォンケーキをひたすら食べていました。

 

そしてサプライズは突然やってきました。

 

帰る途中で寄ったカフェでWさんとお茶していたところ、Wさんから「今日は時間を割いてOさんと引き合わせていただきありがとうございました。コミュニティカフェについてとても勉強になりました。」と言って紹介料としてお金をいただきました。

 

そういうつもりでWさんをセキュア四谷に連れってた訳ではないので驚きと同時に嬉しさも湧き上がってきました。

 

去年の秋から思いつきでオリジナル肩書きとして居場所コーディネーターを名乗り、コミュニティカフェやフリースペースを紹介しますと宣伝していましたが、このような形で奇しくもWさんが私のお客さんの第1号になってくれました。

 

Wさんありがとうございます。

 

私にとっても価値ある1日でした。

 

 

 

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