1通の手紙を受け取りました。
10年近く前に数人と文通をしていました。それらの人との関係はとだえ数年はしました。最近はすっかり話をする相手がいなくなり、以前に文通をしていた人たちとの文通を復活したい。それについて情報センターで以前に私と文通していた人の連絡先はわかりませんでしょうか。
こういう趣旨です。
名前と以前の住所(その人は転居していました)を確認し、また以前に文通していた人の名前やペンネーム、所在地などを思い出す範囲で教えていただくように依頼しました。
情報センターのこういう資料管理はかなりのものですが、それでも何度か資料整理を繰り返しているので、確実に見つけ出す自信はありません。
情報センターの文通は双方の実在を確認していますので、そこを尋ねてこられたのです。文通関係の入った箱からいくつかの束を引き出し、探していきます。まとまった探し時間はありませんでしたが、ようやく見つけました。
しかし問題はそれだけではありません。当人同士が実名で直接に文通のやりとりをしていたか、情報センター仲介の間接文通かの区別がいります。間接文通者も少数います。
こういう確認をして、以前の文通者の名前をお知らせすることが出来ました。
その後どうなるのかは今後によりますが、この人のやり方にはいくつか不十分さを感じます。
たぶん人間関係をそのときどきで切ってきたのでしょう。それを超える自分の今の状態を感じられないのです。
現在の状況にマッチした文通を始めるのがいいのです。相手との思い出がさほどあるとは思えないのにそこから出発をしようとしています。
文通に唯一の正しい始め方や止め方があるとは思いませんが、無理筋のやり方になると感じます。それでも情報センターはできることはするつもりですが…。