タレントのほしのあきさんが入札のたびに手数料がかかるペニーオークションで自分のブログに「うその落札」を書き込み、謝罪することがありました。
彼女は有名人ですからマスコミに取り上げられたわけですが、一般人による類似の行為が組織的に行われているようです。
実は最近、次の主旨の営業案内を受けました。不登校情報センターのサイトを改善向上させる外形をとりますが、第三者のポジティヴな口コミを偽装する方法です。
まず「デザインなどはもちろん、非常に充実されたコンテンツをお持ちと感じました」と不登校情報センターのサイトを持ち上げます。そのあと次のように提示されます。
「ただ、1点浮上した懸念でございますが、貴社の視点で作成されたホームページは非常にすばらしいのですが、私が調べた限り、客観的な情報が少ないという点です。
ところが、貴社の充実されたホームページに加え、第三者がポジティヴな評価をされていたらいかがでしょうか。
ホームページをご覧になった方がお問い合わせや、成約に結びつく確率が格段にあがるのは代表者様ご自身のご経験からも想像に難くないでしょうか。特に御業界であれば尚更です。
弊社では多大な影響力をもつ口コミサイトなどに「貴社のいい評判を書き込みさせていただくサービス」を提供させていただいております。
SEOなどの広告費をかけ、アクセスをあげられているかと思いますが、そこに第三者からのポジティブな情報があれば、より売上UPにつなげることが可能となります。」
ここにある「いい評判を書き込みさせていただくサービス」が組織的に“やらせ”記事を書く方法です。ネット上の情報にはこのような“やらせ”による書き込みがあり、それを収入源にする人がいます。これを活用して自身のサイトを活性化し、利益を得ている人もいるのでしょう。
客観的な情報=第三者の書いた情報、という偽装工作です。“やらせ”記事はそのように見せかけるけれども客観的な情報ではありません。これはペテンです。自身のサイトを自ら汚し信頼をなくします。一時的に利益を得ようとするものです。不登校情報センターのサイトは長期にわたり事実を掘り起こしていこうとするスタンスです。偽装などという自らのサイトに嫌気を起こすことはしたくないのです。
なお付け加えますと、良し悪しはともかく不登校情報センターのサイトは「SEOなどの広告費をかけ」てはいません。引きこもり経験者の素人集団によるものです。