お金は人間の文化財で中立的

このエントリーをはてなブックマークに追加
はてなブックマーク - お金は人間の文化財で中立的
Facebook にシェア
[`google_buzz` not found]
[`yahoo` not found]
[`livedoor` not found]
[`friendfeed` not found]

「お金が欲しくてつい流されました」とバイトを始め、それが続かない事情を話した人がいます。
「お金が欲しくてバイトをしたのはいいことです。お金以外のことで人が働く動機になるのは、生理的な3大欲望で、お金は人が産み出した文化財です」と答えました。3大欲望は生物として生来のものですが、お金は人間の所産です。
自己実現のため、才能を試したい、どうしても表現したい、からだを動かすことが好き、などを働く理由に挙げることもできます。事実ではありますが、そういう高尚なことは抜きにします。
お金の被害にあっている人、お金に執着する人からの精神的・物理的な被害を受けている人は、お金自体を毛嫌いしたり、嫌悪感をもったりします。だからお金のために働くなどということは、野蛮な悪徳業とでも感じるのかもしれません。
以前に会費制で食事会をするといったとき、「なぜお金なんですか!」と抗議を受けたことがあります。「あなたはお金を払わずに電車に乗ってここまで来ることができましたか」と答えて、そのときは終わりました。お金もまた被害を受けているようです。
お金はそれを得ようとするために人間の働く動機を生み出す文化財です。問題はそのバランスを崩してまで追及し、他の人を攻撃・差別する手段に悪用する人がいることです。けれどもお金自体は無罪ですし、中立的なものです。
「お金が欲しくて流されました」人には、いい機会でした。自分に適した働き方を実際の経験から考える材料を得ました。職種だけではなく、時間に関係するペースなど、自分にはどのようなことができ、どのようなことができないのかを体験できたからです。この経験は何ができ何ができないのか、自分を理解することでもありました。長い引きこもり生活をした人にお伝えしたい貴重な経験談です。
その経験をふまえて、自分にできる実際的な収入を得る方法を探しましょう。社会的な条件をつくるためにできることをしましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください