女性の引きこもりの親交流会

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12月9日の「大人の引きこもりを考え教室」は、第2部を行いました。30代の女性の親が4名いましたので、会の終了後1時間半ほど意見を聞かせてもらいました。引きこもり女性の前進のステップや対応のしかたを考えたいからです。
私がその基礎条件の考えをまとめたものは「女性の謎は女性にも謎(未完成メモ)」として記録してあります。そこからさらに一歩進みたいという気持ちから4名の方に第2部を持ちかけたのです。

①仕事に代わる将来像の形成について、②家事を中心とする主婦(夫)業について、③男性に表われる引きこもりと女性に表われやすい摂食障害や自傷行為の対比について、④外出の準備にとても時間がかかることについて、など。
この中で外出に時間がかかるのは自分がどう見られるのかに関係します。ファッションセンスというレベルの問題だけとは考えられませんし、4人のなかでもあまり時間をかけずに外出できるタイプもいて個人差があります。
目立つような外出着にしないのも一種の自己主張と考えれば、外出着に関しては自己主張があります。言葉以外の自己表現です。ここは女性のほうが男性よりも高度化しています。引きこもり経験者において外出着の自己主張で期待することは、際立つことよりも見劣りしないことのように思います。目立たないこと、溶け込むことを重視している人もいるのではないでしょうか。
男性との対比で、女性は周囲の人から認められることにより行動化する面があります。認められたいことは優位になるよりも、自分の認めてほしいポイントがありその点を見てほしいことではないかと思います。日常的には髪形を変えたとか着ているものへの関心があるはずですが、根本的なものはまた違っているかもしれません。それは自分の性格や生活能力・生活面の工夫ではないかと思うことがあります。
このような点を意識してみていくと引きこもっている女性のその人なりの行動化が期待できるのかもしれません。仮説の中の仮説というべきものでしょう。

教室の出席者から「家族による周辺履歴書」は書き加えを中心に5名分受け取りました。
次回は1月13日(日)です。

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