石原慎太郎知事が辞職をすることになりました。報道によると新たな政党を結成し国政選挙に進出することになっています。そのことに関して私は何ほどかの関心はありません。
東京都の都政という行政機関として、私が気になることはかなり卑近なことです。
東京都の機関として「ひきこもりサポートネット」というのがあります。東京都の機関と助成をしている団体等によるものですが、そこからときたま案内が届きます。
その封書にある発送者が「東京都治安対策本部 青少年課」です。石原都政においてはひきこもり対策とは治安対策であると宣言しているわけです。これを見るたびに「協力はしたくはないな」という気分になります。
そうはいっても実際に実務を執る職員や協力団体の方たちは同じスタンスではない、と気を取り直して案内を読み返すのです。そのたびにいい思いはありません。
知事が交代するのを機会に「治安対策」がなくなればいいと願う、これが感想です。