ミッドライフクライシス&ウツ状態からの回復

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40~50代の中年期に「果たして自分の人生これでよかったのか」と自信喪失する「ミッドライフクライシス」は自分にもあるという人がいました。
先日、50歳になったNくんと話していたらこれと似た話が出ました。「40代に入ってからジジくさくなりたくない気持ちが強まった。その一方で自分にはこれというものはなく、不十分な気持ち、不安定がつづいている。少しも足元が固まっていない」…という内容です。ミッドライフクライシスとは同じではないでしょうが、ひきこもり的状態が続いた人に共通するかもしれません。
Nくんは20歳前後のころ胃潰瘍の手術をしています。その関係もあって中年になっても太っていません。あるお店で「30代なかば過ぎですか?」と言われて「青年っぽくしていたい気持ちが強くなった」といいます。気持ちが落ち込むことはあっても、ウツ状態ではなく、その点が違うようです。
連絡をとっているひきこもり経験者にはウツ状態に悩む人が多いです。それが過食や不眠につながり、この3つの症状が循環し、重なります。よく眠れるように服薬と飲酒を一緒にし、またリストカットをする人もいます。
症状の中心はウツだと思いますが、改善回復は難しいようです。私が知る範囲でウツから回復(?)した人は少ないです。
断薬を強行した人がいます。少なくとも2人います(いずれも女性)。断薬は医師から勧められないだけでなく禁じられています。それを押しての強行策で、2人ともひどい禁断症状に苦しみました。1人は「エイッ、ヤッ」という気合いで実行したといいました。このあたりはこの女性の強さを感じます。
近江シホさんは私と意見交換をつづけ、それを『統失宇宙からの手紙』にまとめました。その彼女も断薬を試みましたが、途中で入院になり断薬は中止です。私も断薬は勧めません。

医療または服薬によりウツが改善した人、カウンセリングにより改善したという話も例外的です。むしろ服薬量がだんだん増えた、より強い薬を使うようになった人の話を聞きます。
ウツ状態にもかかわらず動ける人はいます。そこに医療・服薬・カウンセリングの効果を想像できますが、基本には人の持つ自然回復力が働いているのです。対人関係(家族内や知人)の改善、運動と作業、ストレス解消法、日常生活のバランスの改善など各人の意識的・無意識的な試みも自然回復力をひき出しているはずです。

カウンセリングとして確立し普及していると聞きませんし、治療方法でもないでしょう。しかし何かをとらえています。それが一般に活用きるならウツ症状の治療方法になるかもしれません。もっともこれは「ミッドライフクライシス」への対応方法とは言えません。それでも症状のある面を解消します。

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