25日にかつしか区民大学「当事者が語る不登校」がありました。壇上に並んだ3名の不登校経験者の一人Zくんが、司会の奥地圭子さん(葛飾シューレ中学校校長)に促されて発言しました。
Zくんは、9月1日の自殺防止のキャンペーンに参加しました。十代のこの世代がよく見るのはYouTubeではないか。そう思ってYouTubeを使いこの取り組みに参加したのです。夏休み明けは子どもの自殺が多い傾向を見て、いろいろなところが取り組みをしています。Zくんの参加は動画発信によります。
これによる効果がどれだけなのかはわからない、報道関係のいろいろなメディアが取材に来て、それが報道されて関心が高まったのではないか、というのがZくんの感想です。
私にとっては予想外のときにその話が出てきたので、その発言が私の探していた内容に照応すると気づいたのは、後になってからのことです。
ネットやSNSを使って、不登校や悩んでいる同世代の子どもに働きかけている一人が目の前にいたわけです。休憩時間になってから、Zくんに私の意図のほんの概略伝え、このあとどうすれば連絡できるのかを確認しました。
「全国若者・ひきこもり協同実践交流会」を準備する実行委員会の場(9月17日)で、私は「ひきこもっている人にネットを使って働きかけている実践者がいたら発表してほしい」と、提案したのですが、Zくんはその有力候補になりそうです。
9月25日の「当事者が語る不登校」は、かつしか子ども・若者応援ネットワークと葛飾区教育委員会生涯学習課主催です。事前の申し込みよりもかなり多い参加者が会場の葛飾区亀有地区センターのホールに集まりました。