サポート校の生徒募集の参考情報を求められる

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ある通信制高校サポート校の先生が訪ねてこられました。
生徒募集がうまく進まない、どうすればいいのかを考えたいので参考情報を聞きたい、という趣旨です。
話しは多岐にわたりましたが、そのうち一点についての感想です。
広報活動をネット上の情報にたより、それに左右されているのではないか。
ネット上の情報は非常に大きく広がるけれども、見聞きした人からの反応は驚くほど少ないことです。例えばYoutubeを見てください。閲覧する人は100万人いても、何らかの反応する人は1万人未満です。すなわち1%未満、ばあいによっては0.1%未満も珍しくはありません。ネット情報というのは大きく広がるけれどもとても薄い広がり方になるのです。
素通りが通常であって、立ち止まって見ることが少ないのです。1万人が見たといってもそれだけではあまり期待はできません。
立ち止まらせるには、もう一つ要素を加えないと広がりは薄いままで何らかの反応は期待できないのです。
もう一つの要素とは何か。いろいろですが、人が関わることに行き着くでしょう。そうするための材料として案内パンフや説明会、公開授業などの古典的な方法です。
実際世の多くのばあい、この古典的な方法にネットを加えた使い方をしていると思います。その逆ではないのです。少なくとも今現在はそのような状況になっているのではないでしょうか。
ネット上の情報を1万人見ていたものから2万人にするというよりも、1万人にもう一段の要素を提供するのがよかろうと思います。もう数年すればこれは変わるかもしれませんが…。
現在の状況を極論すれば、全国展開の広域性通信制高校が比較的堅調であり、小規模の単体のサポート校は苦戦となるでしょう。ただ広域性通信制高校には昨年、ウィッツ青山学園高校で表面化した危うさもあります。ネット情報を強力に広げることで地道なことを省略したのも一因でしょう。

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