嗅覚が鋭くて困った、イヤな思いをしている人はいませんか

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嗅覚が鋭くて、そのため「過敏すぎる!」などと言われ、子どものころからイヤな思いをしている人がいます。その人への返事を少し加工して紹介します。

世の中には人の様子をよく知らないまま、自分を基準にあれこれ言う人がいます。あなたが受けた心ない言葉はそういうものです。
あなたはその人にも理解してほしいと思うでしょうが、直接に話す気にはなれないでしょう。その人は無知であるばかりでなく、人を尊重する気持ちが薄いから言っても無駄だと判断できるからです。
臭覚が鋭いことは悪いことではありません。しかし優れていることが不便に働くことはよくあります。良し悪しの判断ではなく、優れていても不便になる点を理解していてください。
理解してほしい人はいますね。では何を理解してほしいのでしょうか。臭覚が鋭いことですね。それを他人に理解してもらいたいと思うのは当然です。その前にあなたがそういう自分をもっと理解することも大事です。ここを話します。
私はひきこもりの人に囲まれて生活しています。端的に言えば、彼ら彼女らの多くはあなたと同じように感覚が優れていることによる防衛策としてひきこもりになりました。多くのものが見えます。多くのものが聞こえます。あなたと同じようの多くの臭いを嗅ぎとり心身の不調を招きます。視覚、聴覚、そして嗅覚に優れていることは周囲の人の気分や感情をキャッチするのです。そういう感覚が優れていることが不便になるのです。そして防衛策として人との関係を閉ざし、ひきこもります。
こういう事情はもっといろいろと話していけますが、そのうち2点を提案します。話せる相手探しと自分の状態を理解する点です。

◎話せる相手探しはあなたが日常に直面することを話し、受けとめ、共感しあう人を探すのです。同じような嗅覚が鋭い人同士が交流する方法がお勧めですが、しかしなかなかうまくは探せないでしょう。
それに代わり文通できる人はいないかを考えてみました。私には何人か心当たりはありますが、実際に文通してみないとうまくいくかどうかはわかりません。まず文通するつもりで、詳しく書いてください。
もしその手紙を匿名などの形で公表すれば、嗅覚が鋭い人同士が交流する方法につながるかもしれません。どちらにしても時間がかかることです。ですがこれまでの長い時間を考えると遅すぎるとは思えません。

◎もう一つは自分の状態を理解する点です。NPO法人ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議というのがあります。シックハウスという有害な住居環境を改善する運動をしています。
そこが最近「隣の家の洗濯物の柔軟剤のにおいで気分が悪い」などの香料による体調不良を研究テーマに発表をしました。
被害を受けるのは嗅覚の優れた人ですが、そういう人だからこそ多くの人が感じないレベルの有害環境をキャッチできるのです。このNPOを私はよく知りませんが、ここにつながり相談することも勧めます。
私にできそうなことはこのあたりです。お返事を待って次にできることがあるかどうかを考えます。

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