親子(家族)間の行き違いから暴力的な行為になりそうなときに、警察官や救急救命士を呼んで事態を平静化する人がいます。はじめは傷害で救急車を呼んだのですが、一緒に警察官もきて事情を聞かれました。その聞く姿勢に好感が持てたので、親子の間が危なくなりそうなときには消防に電話をして救急救命士や警察官を呼んでいます。
別の人の例ですが、子どもの暴力を止めようとして親が子どもを倒しました。警察がきてそのときは親のほうが傷害を問われました。しかし、警察からは親が確かに傷害を起こしたけれども、子どもには対して「本当はきみの方の問題だよね」と諭された話しも聞きました。
さらに別の人の例です。ストレスがたまったときや独り追い詰められた気持ちになったとき交番に行き話しを訴える人もいます。そのときは生活安全課を紹介されるそうです。小一時間話して落ち着いてから帰ると言います。
これらの実際の話しを聞くにつけ、警察は単に犯罪を取り締まるとか違反の摘発だけではないことがわかります。私は「福祉活動をする警察官」とでも呼びたいです。犯罪予防の取り組みというよりよほど親しめます。
警視庁をはじめ県警には「少年センター」という心理相談を含む相談機関もあります。警察組織は少年期を過ぎた人にも広く対処しているようです。