自尊心は強いが自信はない

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引きこもっている20代・30代の人を語るとき「自尊心は強いが自信はない」と説明されることがあります。このときは「自尊心は高い」ことも含めて否定的な評価になります。親が紹介するばあい、いくらかは謙遜というか自嘲気味なニュアンスを帯びます。
しかし、これは誤解を与えやすい表現です。なぜならこのばあい子どもが発信する「自尊心」は自分を守るための防衛的な外装だからです。そのままの自分を姿かたちに表していたのでは突っ込まれたときにしぼんでしまいます。そういう突っ込みというか関わり方をする人を交わし、予備防衛をしている、その形が自尊心の表出です。内容が薄さを自覚していて、そのぶん外面を強くカバーすると「自尊心は強い」ようになります。
ニュートラルなスタンスでその人に関わってみてわかることは、「自信がない」こと、自己否定感情が強いものです。
初めて会う人に初めからその弱さを見られたくないのです。信頼できる人には弱さを表しますが、どうでもいい人には弱さを知られたくないし、表したくはないのです。
これらの総合が少し関わりを持った人が受け取る「自尊心は強いが自信はない」状態をつくるのです。

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