時代小説を読んでいたらこういうのがありました。
「境遇の似たものは理解しあうか、反発するかのどちらかだという」
(上田秀人『無影剣』徳間文庫、2011年、142ページ)。
なかなかの人間洞察力です。
私はかつて引きこもり経験者の集まる居場所について書きました。
「引きこもりを経験した人たちによる“同じ体験をした人同士が互いに理解し合える場”としてフリースペースを紹介することがあります。 これは真実ではありますが、真実の全体ではありません。」(対人関係の諸相ー社会へのアプローチの時期(その3)=2007年1月)。
このことは何度か違った言い回しで書きました。居場所を考える会のときにもう一度意見を聞いてみようと思います。
こういうと居場所に行くハードルが上がるように見えますが、本当は逆に下がるのです。そのあたりができるといいです。
居場所を考える会は水曜日の4時ころから行います。次回は5月22日です。