効率的サイト制作よりも居場所

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不登校情報センターのサイト制作がまどろっこしいと思うのか、「ボランティアでNPOの応援をしているところがあるので頼んでみたらどうですか」と教えてくれる方がいました。
そうすればサッサとできるし、内容も充実するし、不十分なところはすばやく解消し、活動は発展するというのです。
ご心配はありがたいのですが、実はこれは逆なのです。うまく作業が進むということは、ここに来ている引きこもり経験者のすることがなくなります。それは人の中にいることをテーマにする人の場所、対人関係の訓練、知り合い・友達づくりの場をなくすことです。行く先がなくなり、居場所が1つ消えることです。
フリースペース(居場所)づくりの経験をとおして、話し合うしかすることのない場所は維持できないことがわかりました。居場所にはいろいろな要素を持ち込むことが考えられます。学習、創作活動、発表会、食事会、職業訓練…などです。それはそれぞれの居場所の様子や条件、特に集まってくる当事者の要望により成長します。
不登校情報センターにおいてはホームページづくりと周辺作業が中心になってきたということになります。居場所があってのホームページづくりです。ホームページを職業としてつくるレベルのものではありません。この制作作業のまどろっこしさは、この居場所の状態とあっています。
その周辺に創作発表会などがあります。先日は食事会がありました。そういう居場所が不登校情報センターです。このようなスペースで、しかも各自のペースで少しずつ作業をしています。引きこもり経験のある方には比較的楽にやれるはずです。一般社会ではムリと思う方は相談に来てください。

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