江戸時代の印刷技術を見る

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忘年会は東京江戸博物館の見学からスタート(20日)。館内は広く、博物館は充実していて、見所はいっぱいです。3名はガイドさんを頼んで一緒に回りましたが、半分も回っていないところで時間切れ。
私は一人であちこちを行きましたが、いちばんは江戸時代に出来上がった、印刷技術のところです。絵師、彫り師、刷り師からはじまる原稿作成と製版づくり、今でも業界で使われる言葉である丁合(帳合)などを示す製本過程、お店での店頭販売が確立していった様子が実物により展示されたところです。
知ってはいたつもりですが、実際に見るとまた違います。家内工業であり、芸術家というよりは職人的な労働です。精密な重ね刷りによる版画が、後にジャポニズモとして高い芸術的評価を得て、近代のヨーロッパ芸術に大きな影響を与えました。職人的であることが芸術的レベルであるのが日本人の特質のように思います。それは今日に続いていませんか。
この後は近くの安田庭園に入り、年末なのに比較的暖かい中で園内をゆっくり一周。
5時過ぎに平井のお好み屋さんで、まだお客さんの少ない時間から食事会。
参加者はお好み屋さんから参加の数名を加えて11名でした。

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