「闘う女医」(下)です。(上)は、2012年7月2日に紹介しました。一読してプロパガンダ色を出さないように苦心された様子がうかがわれます。
作者=構成・葛城しん、まんが・高下知代、DPT・倉嶋満寿美。
美健ガイド社、A5版48ページ、2012年9月18日発行、定価525円(税込み)。
「患者の権利」と「患者の責任と義務」が掲載されていますので紹介しておきます。両方とも出典が不明です。
患者の権利
1、 あなたは自分の健康状態や症状に関して、相応の指導とカウンセリングを受ける権利があります。
2、 あなたは自分のカルテ(診療記録)を見ることと、その内容を説明してもらう権利があります。
3、 あなたは法律に基づき、許容される範囲内で治療を拒否する権利があります。またそれに代わる治療法(代替医療)について聞く権利があります。
4、 あなたは投薬の効果とその副作用について説明してもらう権利があります。
5、 あなたは検査の目的と、その検査の内容と、その結果を詳しく説明してもらう権利があります。
6、 あなたは治療の方法、投薬、処置、手術等を決定する過程について参画する権利があります。
7、 あなたは全ての治療法と、そのリスク及びメリットについて解りやすい用語をもって説明してもらう権利があります。
8、 あなたは通院(または入院)並びに診療記録についてプライバシーと秘密を守ってもらう権利があります。
9、 あなたは全ての医療費について、説明をうける権利があります。
10、あなたは全ての医療費の内訳と領収書を受け取る権利があります。
患者の責任と義務
1、あなたは今の症状と既往歴に関して、正直かつ正確に医師に伝える責任があります。
2、あなたは医師が話した内容を正しく理解したか否かを伝える責任があります。
3、あなたは医師による医療上の助言や指示に対し、納得した場合はその通りにする義務があります。
あなたは自分の症状の何らかの変化が起きた場合は、その旨を正しく医師に報告する義務があります。
5、あなたは病院の方針や管理規定を尊重する責任があります。
6、あなたは約束した予約日を守ること、万一不都合が生じた時は速やかに取り消しの連絡をする責任があります。
7、あなたは医師やカウンセラーの指導や忠告に従わず、症状が悪化した場合は自分自身の責任となります。
まんが『闘う女医(上)』の紹介は、こちらです。