「引きこもり事典=通知9」=「引きこもり生活事典」に登録することばを紹介します。
過剰期待(かじょうきたい):期待過剰も同じです。調子のいい人が「あのアニメはとてもいい」と言うので見たら、悪くはないのですが「とてもいい」は大げさだと思います。「あの人はほんとにいい人!」というのでその気になって会ったのですがそれほどでもありません。こういう言葉を聞くと何かいいことがあるかもと過剰に期待するところがあります。そのぶんがっかりしてしまいます。
難しい(むずかしい):難しいことの本質が、「恥ずかしい」ことであることは珍しくはない。「難しい」と「恥ずかしい」は類似語です。
向こう側の人(むこうがわのひと):表面的なことばの表現だけで、判断してやっていく人がいます。私は一つひとつのことばをよく考え、言った後もその言い方がよかったのかどうかをふり返っています。
「元気ですか」ときかれ「元気なんですが…」と答えました。そうしたら「元気なんだ、よかったね」みたいで終わってしまいました。
私のいう「元気なんですが…」とはこの受けとめ方はほんの少し違うんです。でもその人にはそれを求めても無理です。その人は「向こう側の人」なんです。
〔反対語〕こちら側の人(「話してもわからない」項目を参照)。
〔編集部から〕引きこもりを経験した人の感性・感覚等を辞書にしています。個人差がありますし、一般人にも共通することもあります。引きこもり理解に役立つはずです。ここで紹介する辞書ことば(意味の説明を含む)を募集します。表記は編集部の責任で行います。
「open@futoko.info」事典 までお寄せください。
不登校情報センターのサイト案内=「ページ構成とページ説明」。不登校情報センターのウェブサイト全体の構造と各ページを説明するところです。いろんな人から迷宮、ラビリンスと揶揄(やゆ)されるウェブサイトではありますが、少しずつ解消のために努力しています。ページ自体が多いので、構成を可能な限りスッキリさせることと、案内板の表示をしています。このページはその一環です。