相談事例から気づくこと2題

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最近の相談・問い合わせの中でこれはと思うことを2題あげましょう。

一つは、訪問に関することです。対応として訪問を考えた方がいいケースが少なからずあります。
訪問活動をアウトリーチというのだそうです。行政の人がこういうわかりづらい言葉をはやらせていくのはあまりいい感じはしません。
少し前に「保健所と引きこもり」のテーマで、保健所の引きこもりの人への訪問活動状況を教えてもらうアンケートをしました。先進例はあると思いますが、全体としては「そういうことなら保健所へ」とはいきません。対応にばらつきがあり、先進例は限られているからです。
特に18歳未満の子どもへの訪問は保健所では基本的な対応範囲ではありません。
そこで児童相談所のメンタルフレンドの活用状況を見なくてはなりません。
かなり昔にアットランダムに調べたことがありますが、児童相談所ごとにかなりの差があります。現在はさらに児童虐待への対応が重視されていますので、引きこもりの子どもへの対応がどうなっているのか、メンタルフレンドの活用がどうなっているのか、情報収集の空白部分です。相談される人から部分的に様子を聞く範囲を超えてはいません。
これは情報収集のこれからのテーマになります。

もう一つのテーマは、特に20代後半以上の家族から相談を受ける例です。
引きこもり関係とはどこかで重なりますが、その枠を超えた相談例が多くなっています。
若者の就業・求職状況が厳しくなっていること、親が高齢であり家族関係が複雑になっていることなど社会的な状況が背景にあり、絡み合っています。
私の相談も、引きこもり関係の相談というよりも人生相談的になったりします。
こちらはこれという対策はとれません。
差し当たり相談事例が増える成り行きに任せるしかなさそうです。

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