寝具から睡眠を考える

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私は台所周辺の板の間でときどき横になってしまいます。ぐっすりと眠ってしまうことも珍しくはないようですが、たぶん短時間です。
情報センターでのこの光景はそう珍しいことではありません。いつでも、どこでも寝られるというのは私の特技です。もっとも厳密な意味では「いつでも、どこでも」ではないのですが。
こう書くのは、眠れない人が多いからです。詳しく調べたことはありませんが、引きこもり経験者にはよく眠れない、寝つきが悪いという人はとても多いです。眠れないために睡眠薬や睡眠導入薬に頼る人が多いです。
私はなかば冗談ですが「薬物削減カウンセラー」になろうかと考えています。たぶん薬事法とか医療諸法に抵触しないと確信すればそうしたいと思います。薬物の服用は、短期的な効果を求めて長期的・基本的な目的を見失っていると思うからです。
この続きはまたの機会にして、睡眠の話に戻しましょう。

最近読んでいる本に『人間工学からの発想』(小原二郎、講談社ブルーバックス、1982年初版)があります。そのなかの1章に「寝具の人間工学」がありました。布団・ベッド、枕など寝具に関する面から睡眠を取り上げていて、医学的な面とは違う睡眠の見方を学べます。
そのなかに寝具の、特に敷き布団、ベッドの硬さについて書いてありました。適度の硬さが必要とあり、西式健康法の「平床硬枕」をその面から評価しています。私が板の間で眠れるのはその点から納得する面がありました。
引きこもり経験者の日常生活を見ると、薬物に頼ることだけではなく、他にもいくつか思うことがあります。自然な回復力を伸ばすのではなく、逆に免疫力を下げてしまうのではないかと思うことです。そのあたりをときどき書いてみましょう。

寝具から睡眠を考える」への1件のフィードバック

  1. Makoto Okada 薬を減らすというお考えに賛成です。ただ、薬に「頼る」という表現に違和感を覚えます。薬はリスクを理解し、うまく”利用”すれば、決して恐ろしいものではありません。「睡眠薬・睡眠導入剤」にも多くの偏見があり、私の知る限り、ほとんど全ての睡眠薬に依存性はありません。大量服薬なども、本人や周囲がきちんと管理すれば防げますし、よほどの量でなければ「致死量」に達しません。
    引きこもり経験者の多くは、お金もかかり、副作用がある薬は飲みたくないと思いますが、今の日本の精神医療体制では、薬物療法…を続けるしかないのが現実だと思います。
    無理に薬を止めると、「離脱症状」に苦しむことになります。糖尿病やHIVの患者など、薬を絶つことが命に関わることがあります。「断薬」は慎重であらねばならないと思います。
    また、床で寝ることにも個人差があり、長時間寝てしまうと、逆に腰に負担をかける恐れがあります。私が床に近い状態で睡眠を続けていて、ヘルニアになった(因果関係は証明できませんが)ことや、かけだし整体師としての経験からも、個人に合った硬さのベッドでの睡眠を心掛けてもらいたいです。

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