愛知県健康福祉部障害福祉課こころの健康推進室からリーフレット「ひきこもり」をいただきました。全国の保健所での引きこもりの対応状態の情報提供をお願いしており、愛知県はそれにまとめて回答していただいたことになります。リーフレットはそこに同封されてきたものです。
これによりいくつかのことが確認できました。
(1)愛知県健康福祉部は県下の保健所を統括する行政機関であり、この統括の元には保健所と並んで愛知県精神保健福祉センターもあります。
県下の保健所には愛知県設立の保健所のほかに岡崎市、豊田市、豊橋市の保健所があります。これらの保健所は愛知県健康福祉部の管轄外ですが愛知県精神保健福祉センターは業務上の上位機関に相当すると思われます。
名古屋市(政令指定都市)は管轄外で、名古屋市精神保健福祉センターと名古屋市内の(おそらくは)区単位の保健所の業務上の上位機関になるようです。
(2)送られてきたリーフレットには「名古屋市内にお住まいの方は、『名古屋市精神保健福祉センターここらぼ』へご相談ください」となっています。政令指定都市においては精神保健福祉センターが引きこもり対応の中心になっていることを、先日の大阪・熊本の事例に続き具体的に確信させてくれます。
(3)地域若者サポートステーションも、このリーフレットのなかでは愛知県精神保健福祉センターと並んで「ひきこもり相談窓口」として紹介されています。愛知県健康福祉部の管轄になります。全国的な状況とは確定できませんが一つの情報になります。
(4)これらにより保健所、精神保健福祉センター、地域若者サポートステーションの関係、愛知県と名古屋市の関係(分担)がわかります。他の府県においてもだいたいこのようなものと推測されます。