不登校は子どもが自立する過程です

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大学生の女子の母親の相談事例です。
1年前から不登校です。
誰かこのまま大学を休んだままでは社会に入っていけない、大学で学ぶ意味などを説得してくれる人を探しています。
このような要請にお答えした内容です。

娘さんにとっては自分の置かれた状態をよく聞き受けとめてくれる人が必要です。
話していくなかで自分のなかで何が生じているのかを見つけ出していきます。
それは大学で学ぶ、社会に入る以前に自分に必要なことを乗り越える力を身につけることです。
そういう信頼して話せる人ができれば、その人の言うことも素直に聞くことができるでしょう。
そういう人は指図するのではなく、自分の問題を自分で見つけるのを応援する人になります。
それがつかめないうちに「大学で学ぶ、社会に入る」意味を話しても説得が逆効果になりやすいのです。
もしお母さんがそういう説得的な話を続けると、娘さんはお母さんの言うことを聞く耳を持たなくなります。
さらに顔を合わせるのを避け、自室から出てこなくなります。
お母さんや家族は娘さんとの通常の話せる関係を切らないことです。
外からの娘さんに関わる人を自分の意向の代行者ではなく、娘さんとの信頼関係をつくるのを見守るようにしていくといいでしょう。
子どもは自分で自分にとっての大学で学ぶ意味や社会に入る意味を見つけるのです。
それが自分の人生ですし、自立とはそういうものです。

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