引きこもりの高齢化

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引きこもりの高齢化というのは、30代後半から40代あたりをさすものでしょう。
その年齢にさしかかる引きこもり経験者にとっては、親の高齢化は重大な意味を持ってきます。
ともかくその親の傘の下で生活しているのです。親の年金収入が最大の収入源という人もいますし、なかには唯一の収入源であり、親の年金で家族4人が暮らしているという人もいました。
親の高齢化とは、親が亡くなる事態も想定しておかなくてはならないことです。親がいなくなることは家族全体が、すなわち自分の生活費が消失することを意味しています。それに加えて日常生活のあれこれを親なくしてやっていくことを意味しています。その両方が圧迫感になってきます。
そういう親の健康問題と自分の抱える社会につながれない問題とが直結するのです。
親は自分が元気なうちに、何とか子どもが社会生活のできる様子を見届けておきたい気持ちがあります。
子どもの方は、そういう自分の置かれた状況にもかかわらず身動きできない状態であり、いつまでも親に元気にいて欲しいと願うばかりです。その願いを否定するつもりはありませんが、そればかりではいずれ破綻することは明確です。
今日の引きこもり親の会ではこのような話も出ました。

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