インターネット上の広告に通信制高校を紹介するものが目に付きます。
不登校情報センターとしては悪い気はしていません。かつての不登校生や中退生の行き先がない状態からは相当に改善を感じます。
しかし心配もあります。誇大広告や根拠のないキャッチフレーズです。
「ナンバーワン」、「最適」を謳うところもありますが基準は不明です。
各学校の恣意的な宣伝文と考えられるものもあります。「卒業率100%」は一つの基準になりますが、その分逆に教育内容を評価する点では危うさを感じます。
生徒数、卒業者数、大学・専門学校進学者数と率、就職者数〈常勤的アルバイトを含む〉と率などが基準に考えられるのでしょうか。
一方、卒業生の45%が無業者になるという政府発表から見れば、卒業生の1年後の「大学・専門学校在籍者数+就職者数」を基準にするというのも考えられます。
広告業界的な基準がわからないだけに各校の慎重さに期待します。