ファシズム・独裁制は、社会の行きづまりを打破する強力な改革者の顔を見せて登場するもののようです。
ナチス・ドイツのヒトラーがそうです。いま大阪に見られる現象もそうです。
日本共産党が、その市長選挙で自党の推薦候補の辞退を受けとめ、この独裁制を主張する候補に対抗するために別の市長候補を「独自に応援すること」を表明しました。これは理にかない歓迎すべきことです。
「引きこもり支援」においても、実はこのスタンスと共通するもの(?)があります。
支援とは現状から上に向かって改善することです。しかし、現実が困難であるときはそればかりではありません。「現状から下がらない」ための支援もありますし、むしろ欠かせないのです。
私は、少なくとも意識のなかではこのスタンスを執っているはずです。
そういう取り組みを継続しているなかで、いつか上向きに転換する機会がめぐってくると信じているのです。
焦らないでいきましょう、というのは無理筋の言葉に聞こえるでしょうが、タイミングがあることもまた事実なのです。