引きこもり後を考える会の準備

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6月25日に引きこもり後を考える会の初会合を開きます。数人といくつかの機会に話を聞きました。
呼びかけの岡田さんがどう提案するのかはひとつの楽しみですが、私なりに可能な準備を試みています。

年間150万円の収入(税金・社会保険料等含む)で暮らせるように考える点から雑談をしました。
いろいろな面がありますが、話すテーマには次のものが想定されます。
 どこが中心になるかにより、会の性格がつくられます。
(1)話しているだけの会では、役に立たない。具体的な設計図や行動目標をつくること。
 人によっては離れていくし、人によっては関心を高めますが…。
(2)各人の求職体験、職場体験は意見交流、情報交換になるが、共同の取り組みにはなりません。
(3-1)共同の取り組みになるのは、共同の仕事起こしにつながる場合。
(3-2)生活出費を低くするための、グループホームやルームシェアの実例に基づく計画を考える場合。
(3-3)国や東京都などの自治体の施策が利用できないか、助成その他の民間の支援方法は存在しないか。そういう調査の取り組みの場合。

 また別の面の状況です。
(4)生活保護については、私は国民の生存権を保障する最後の砦と思います。
 しかし、当事者として生活保護を受けることは「自分の人生がゲームオーバーになる」感覚もあります。この点を考慮した方向が必要です。
(5)全国引きこもりKHJ親の会は引きこもりを障害者福祉に包括される方向の取り組みをしています。これも当事者の実感としては必ずしも納得がいく人ばかりではありません。障害者福祉の拡充をもとめることには賛同できますが、引きこもり全体をそのなかに含めるのは私たちの求めるものとは違うように思います。
(6)障害者雇用は従業員56名以上に1人(1.8%)と決められているが、実行されていないようです。実行しやすい条件とはなんだろうか?
(7)ある人が発言した、自分の好きなことにより「月額5000円の収入を得る」という意見は、手の届きそうな目標設定と将来性を開く要素があります。また可能なアルバイト・仕事と平行できる取り組みとして注目したいです。
(8)とはいえ、引きこもりの多数者に適応でき、多数が了解できる範囲の生活と収益活動をつくり、そこに何らかの公の協力を得られるようにする方向性は具体的になっていません。
 それには当事者それぞれが可能な手段で社会と積極的にかかわる取り組みが奨励され、自主性や各人の意志が尊重される経済的、生活的な実例・モデルを提示していかなくてはならないでしょう。

 引きこもり後を考える会を重ねるなかで、これらが明確になり、具体的に動けるものにしたいと考えます。

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