東北の被災地を訪ねた全国心理業連合会代表理事の本田さんからの報告です。
要旨を掲載いたします。可能なご協力をお願いいたします。
「被災地へ行ってきましたので、活動を報告しておきます。
心理業会だけでは全ての被災地へ回り、元気な生活支援が出来ないと判断し、スポーツ選手、クリエーター、企業、
芸能人など取り込みチーム300(3~5人)トータル1000人以上のボランティアチームを作り、現地を回ることに致しました。
今週中には、サイトに内容をまとめボランティア募集を開始しますので、その際は、仲間に紹介いただけると助かります。
4月14日は、岩手県釜石市、山田町に、4月15日は、宮城県石巻市と、宮城野区の避難所を訪ねました。
場所によって、全然様子が違います。それぞれニーズが異なっていますが、それはそれぞれの状態、時期で変わるのだと思います。
釜石市では、市全体の心のケア意識が高く、保健師、社会福祉議会の方など全てに心のケアの教育を求められました。
山田町の避難所は、まだまだ生活が大変な時期のようで、物資支援が中心。
お話ししている中で、保健師さんの『久しぶりに笑えた』という言葉に、よかったぁと思いながらも、日々の生活の大変さがが伝わってくる瞬間でもありました。
石巻市では、その場でカウンセリングの要望があり、その場で対応。学校が避難所のところは、慣れたところなのに、狭いところに移動させられると、大きなストレスを抱えていました。
これからが心のケア本番という感じです。学校が始まるので今度は子供達の心のケアも、求められました。
宮城野区は、ものが充実しており、元気な方が多かったです。
ただ、子供を持った人たちはどんどて行くため、老人ばかりになって、コミュニティーをどうやって維持していくかといった方向に、意識が向かってきています。
2日で出来ることは限られており、本当に限界を感じます。
いま大変な方々に、行政では出来ない細かなケアをし、本当の意味での元気な生活を取り戻す。
そして復興の力になれるよう、これからも頑張ります。」