パソコンで文書入力していたZさんが「松田さん、これは自分の体験なんだけど……」と話し始めました。
「地震で揺れている最中は自分に心理的な障害があることを忘れていましたよ。……危機感が覚醒させたような…」。
横で聞いていたKさんいわく、「…アドレナリンでも出たのかも…」。
Zさん、「Gくんも同じようなことを言っていました」。
自分の生存・生命に関わる危機感を感じたときは、何かの体内物資が出るのでしょうか。
フィルターのかかっているような意識を振り払うような作用があるのでしょう。
危機が長く続くと別の心身状態が出るかもしれませんが、何かを示唆している気がします。
「火事場のバカ力」は少し違うけれども、これに関係するのかもしれないと思いました。
〔3月16日追記〕
生物の、動物としての人間の本能が表に現われてくることがいいのかもしれません。
人間は自らを文化的に飼育した動物なんでしょうね。ときに動物であることが薄れてしまうのかも。
危機は動物の持つ本能を呼び覚まします。